アメリカのペットフード規制

アメリカ国旗

日本よりもペットフードの歴史が長く、またペットフードの規制に関わる機関が多いことで知られるアメリカ。

ペットフードの安全性に関してよく調べている飼い主さんの中には、アメリカなど外国産のペットフードを買おうと考えている方も多いかと思います。

しかし、実際にアメリカではペットフードがどのように規制されているのか知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、アメリカのペットフード規制について概要をご紹介します。

アメリカのペットフード規制機関

アメリカのペットフード規制

アメリカにはペットフードの製造・販売を規制するため、主に4つの規制機関が協力して管理しています。

FDA(食品医薬品局)

個々の州と協力して、ペットフードの完成品(おやつを含む)とその成分の両方を規制しています。

FDAが施行を担当している有名な法律には、FDCA(連邦食品・医薬品・化粧品法)があり、すべての動物向け食品が安全に食べられ、正確なラベル表示がされるよう要求しています。

また、規則を遵守させるために、それぞれの州の飼料検査官が製造工場や施設に立入検査を行なっています。

州農務省

州政府の農務部(または機関)のことです。

州内のペットフードは連邦政府ではなく、基本的に州や地方自治体の管理下にあります。
それぞれの州がペットフードに関する規則を決め、施行する責任を持っているのです。

また、多くの州は、州の農務部、規制保護部、薬事部などがペットフードの法規を監督し、行政を行っています。

AAFCO(米国飼料検査官協会)

ペットフードの栄養やラベル表示の基準、原材料の定義づけなどを行っているアメリカの民間団体です。

民間の団体ですが、メンバーは連邦政府や州政府の職員でなければなりません。
各州や地域の動物飼料検査官、FDAの連邦政府職員、そしてカナダとコスタリカの政府代表で構成されています。

また、AAFCOが定めたペットフード規則の原案は、米国の約2/3の州で採用されています。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

AAFCO

ペットフードの栄養基準を定める団体「AAFCO」とは

2019年9月16日

USDA(米国農務省)

各州の農務部ではなく、アメリカ連邦政府の農務省です。

USDAはペットフードに使用されている動物性原材料が適切に処理され、またそれがヒト用の食品に使用されることの内容に調査しています。

また、USDAにはオーガニック認証という自主的なペットフード認証プラグラムがあります。
ドッグフードのオーガニック認証について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

犬とオーガニック

オーガニックドッグフードのおすすめ人気ブランド4選

2019年8月13日

 

その他のペットフード規制に関わる主要な機関としてはPFI(ペットフード協会)NRC(学術研究会議)などがあります。

 

なお本稿は以下を参照して執筆しています。

米国におけるペットフード業界の傾向と規制の実態 | 日本ペット栄養学会(PDF)
Pet Food | FDA
The Association of American Feed Control Officials
・岩崎利郎、辻本元監修(2014)『小動物の臨床栄養学 第5版』マーク・モーリス研究所日本連絡事務所出版, pp.226-228, pp266-267

 

 

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※ コメントを送信後、何も表示されませんが管理人が内容を確認し公開しますのでしばらくお待ちください。